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2010年 05月 31日
捜狐娯楽 SOHU.COM 2010年5月7日 記事
------------------------------------------------------------ 捜狐娯楽(以下Sohu) : 《覇王別姫》は映画ファンが認める、もっとも気品ある中国語映画の一作です。何故レスリー・チャンを起用しようと思われたのですか? 陳凱歌(以下 陳) : それは彼の作品を見ていて、また会ってみて、レスリーが無二の人選だと思ったからです。彼が程蝶衣を演じたら、きっと誰より合うだろうと。これには原作者の李碧華も賛同してくれ、プロデューサーの徐楓女史も同意見でした。そして香港でレスリーとじっくり話し、その一度でこの作品は彼だと決めました。なぜ彼を選んだか?と聞かれましたが、皆さん賛成してくれるでしょう。彼が最も適切なキャストだと思われるでしょう。 Sohu : 初めて会った時点で、何故そのように確信できたのですか?レスリーの特別な魅力に動かされたのでしょうか? 陳 : あの時点で、まだシナリオが完全には出来上がっていませんでした。しかし先に程蝶衣の俳優を決定しておきたかった。そこでまず香港で、レスリーと電話で話しました。「ある物語を話したい。その後に他の問題を考えよう」と。80年代でした。落着ける場所をさがして、中国会(チャイナ・クラブ)で、2時間半から3時間ほど話したと思います。作品のストーリーと構想を全て打ち明けました。彼は煙草を吸い続けていました。細かい事ですが、私が話している間中、彼の手はわずかに震えていました。最後に私が「國榮、シナリオが完成したら、すぐに見せるよ」と言うと、彼は「シナリオは問題じゃない」と言いました。その意味はつまり「シナリオをくれなくてもいい。僕こそが程蝶衣だ」です。 Sohu : 自信があったんですね。 陳 : そうです。「これはずっと演じたいと夢見ていた役だ。僕こそが程蝶衣だ」と言いました。この様に決まったのです。 Sohu : 《覇王別姫》を見ると、まるでレスリーが作品中で生まれ変わったように感じます。彼の演技をどう評価されていますか? 陳 : 私は出演してくれる俳優には、深い愛情を感じています。彼らが、私の代わりに作品に出ていると感じるのです。自分が撮る作品では、登場人物たちは多少なりとも本人とそして私と、密接な精神的つながりを持っています。また優れた俳優、適役の俳優は、一部私の立場でもって役になるのです。レスリーとの合作は、常ならぬ暗黙の了解でした。まず嬉しかったのは、彼が私が指示するあらゆる事に対して、細かく注意してくれた事です。 もう一つは、彼は結局のところ《覇王別姫》の世界の人ではありません。我々の文化と香港の文化には大きな違いがありますから。彼が特に心を砕いたのは、どのようにして京劇の世界に入るかでした。いかにして中国大陸の30年代に始まり、60年~70年代に到る、あのような時代に溶け込むか。彼が最も成功したのは、この点だと思います。彼がこの文化背景から来たことに、疑いの念を抱かせませんでしたから。ですからこれが、彼がこの役を演じ、最も成功したところだと思います。 Sohu : キャストを決める際には、起用が決定しても、誠意を尽すと仰いましたね。 陳 : まずは俳優に、自分がこの作品に真剣に取組んでいることを分かってもらわなければなりません。それでこそ、彼らも一生懸命になれます。もし彼らが監督に自信を持てず、信頼も出来ないなら、演じられるでしょうか?レスリーはこの作品で、セリフの合間を演じきったと思います。それは現実と舞台が不可分で、雌雄同在という境地です。あるシーンで、私は強く強く感銘を受けました。特に意識もしない何気ないシーンでした。文化大革命が始まった頃で、北京の恭王府の壊れたような場所で、彼が歩いてくるシーンの撮影でした。彼は中山服を着て、手には黒い革鞄を提げていました。地面には、撮影用ではない石炭の燃えかすが落ちていました。レスリーは何も言いませんでしたが、撮影に入ると慎重にその石炭を避けて歩きました。その様子が辛くて悲しくてたまりませんでした。これこそがある人の来た道です。彼は潔癖で、石炭で靴下や靴が汚れるのを嫌っている。同時にこの動作が、人生の失意を強烈に描き出していました。彼はびくびくと慎重に生きてきたが、ついに欲しい物は得られなかった。ですからこのシーンがとても感動的だったのです。この演技で、彼が役と一体化していると実感しました。 Sohu : 《覇王別姫》の後《花の影》でも、レスリーとコン・リーと合作されていますね。これはどのように決まったのですか? 陳 : 《花の影》でもやはりレスリーと仕事をしたいと思い、彼も同じ気持ちでした。もちろん、どの合作も必ず成功するとは言えませんが。
by leslielegacy
| 2010-05-31 00:00
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